おおはた内科循環器クリニック

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フットケア

フットケアとは

 
エステやネイルなど美容的なものもありますが、病院で実施するフットケアとは、医師の指示のもと糖尿病患者さんに足の異常の早期発見、健康の維持、対処方法などのアドバイスを行い、ご自身で早期発見し治療へ結びつけるセルフケア予防を目的としています。

〇フットケアの重要性
 足病変とは、糖尿病による神経障害や動脈硬化による血流障害などの合併症が起こることによって、足の潰瘍(かいよう)や壊疽(えそ)になってしまうことをいいます。
 現在、糖尿病や維持透析などの原因による足病変の重症化で、下肢切断となる人は年間1万人以上と言われています。これは膝下、膝上、あるいは股関節から下を切る大切断の人数ですので、足の指だけといった小切断は入っていません。足を切断する人は毎年どんどん増えています。
  中でも糖尿病の足壊疽(あしえそ)による大切断は、非外傷性の切断原因の第1位で、年間3千人の方が大切な足を失っています。足を切断すると寝たきりになる人が多く、1年生存率は透析患者で52%、5年になると約80%以上が死亡、透析を受けていない人でも5年で約6割が死亡するという報告もあります。早期発見、適切な治療を受けなければ大切な足を切断せざるを得ない状態となります。
  糖尿病の患者さんには糖尿病性神経障害を合併していることが少なくありません。痛みを感じにくい病気であるため、気づきにくく、悪化しやすいのです。
 フットケアでは患者さんへの適切なアドバイスを行っています。お気軽にご相談ください。